白アリの生態

白アリの家族

 建築物を壊すことで悪いイメージを持たれている白アリですが、実は相当進んだ文化を持っています。ここでは白アリの生態について勉強しましょう。
 白アリは、巣を造って家族で生活をしています。1組の王と女王、それにその子供である働きアリなどの大家族が、巣の中で仕事を分担して暮らしています。
 2匹の親(羽アリの夫婦)から始まる巣は、木を食べては数を増やし、増えては食べといった生活を続けていきます。いずれ両親は王と女王になり、巣が成熟すると羽アリを育て、外に送り出すようになります。巣が大きくなるだけでは王や女王の寿命が尽きるとその種は絶えてしまうので、巣の数を増やす必要があるのです。羽アリの数は白アリの種類によって違いますがだいたい数千〜数万匹もの羽アリがいます。毎年決まった季節に現れ、巣を離れて別の場所で新しい巣を造ります。巣内の全白アリ数も種類によって違い、数百〜数百万匹います。
 もとの巣は、毎年羽アリを出し続け、10年以上生き続けます。女王は好適な環境下で順調に成長した場合、ヤマト白アリで15mm、イエ白アリで40mmに達し、毎日、数百の卵を産むようになってきます。

白アリの弱点を知ろう

 白アリは目が退化しているため、音やにおいにとても敏感です。また、皮膚が非常に薄く乾燥しやすいので、光・風・熱を大変嫌います。
 そのため白アリは湿気があり暗くて空気に触れないところ、例えば床下などは格好の「すみか」となります。地表に出てくることはほとんどなく滅多に人目に触れないので、被害にあっていても気付きにくい傾向にあります。

 しかし、この白アリの生態を知り、弱点を突けば、白アリの被害を少なくすることは可能だと思われます。